HashLipsプログラムのダウンロード
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本パートでは、開発に必要なプログラムの紹介と、それらをダウンロードする手順を説明していきます。
用語解説コーナー
HashLips
そもそも「HashLips」とは、NFT好きが集まった海外のコミュニティで、今回利用するプログラムもそのコミュニティから無料で提供されているものとなります。
様々なプラットフォーム上でコミュニティがあるので、参考までにリンクを載せておきます。
わからないことがあったときにはDiscordのコミュニティのログを漁ることをオススメします!僕もこの記事を書きながら、詰まったところはログを見ながら解消してきました笑
Gitとリポジトリ
まず「Git」とは、「プログラムのソースコードがこれまでどう変更されていったか」の履歴を管理するためのシステムです。
また、1つのプログラムであっても、複数のファイルやフォルダによって構成されることが多いので、Gitではそれらを「リポジトリ」と呼ばれる箱に入れてまとめて管理をします。
リポジトリは「GitHub」というサービスで誰でも見られる形で公開でき、本記事でも公開されたリポジトリを手元のPCにダウンロードして使用していきます。
長々と書きましたが、リポジトリ = プログラムのかたまりと覚えてもらえればひとまずOKです!
Gitリポジトリの紹介
それではジェネラティブNFT作成で使う3つのリポジトリを紹介していきます。
1. Art Engine
ジェネラティブNFT用の素材を生成するためのプログラム。使い方は第2章で紹介します。
- 複数レイヤーの画像を組み合わせ、大量の画像とメタデータが作成できる
(サンプル画像もありますが、レイヤー別画像は自分で用意する必要があります) - 素材の重ね合わせ順や、パーツの出現率、生成数などカスタマイズが可能
- メタデータの一括更新など便利プログラムも備わっている
- Github:https://github.com/HashLips/hashlips_art_engine
2. NFT Contract
作成したNFTをミントするためのコントラクトプログラム。使い方は第4章で紹介します。
- 用意されたプログラムをRemix上にコピペするだけですぐに使えるプログラム
- コレクション名、価格、URLといった情報を変更するだけですぐに公開できる
- Github:https://github.com/HashLips/hashlips_nft_contract
3. NFT Minting Dapp
Web上でミントができるアプリケーションの雛形プログラム。使い方は第5章で紹介します。
- 名前、コントラクトアドレス、価格、URLといった情報を差し替えるだけですぐにミント可能
- 一般公開のためには別途ホスティングサービスを使う必要がある
- Github:https://github.com/HashLips/hashlips_nft_minting_dapp
Gitリポジトリのダウンロード
それではGitリポジトリをお手元のPCにダウンロードしていきましょう。
- Art Engine:https://github.com/HashLips/hashlips_art_engine
- NFT Contract:https://github.com/HashLips/hashlips_nft_contract
- NFT Minting Dapp:https://github.com/HashLips/hashlips_nft_minting_dapp
先ほど紹介したように、リポジトリは3つありますが、手順はいずれも同じなので、「1. Art Engine」の場合の手順を例に説明していきます。
Gitリポジトリページを開くと右側に「Releases」という欄があるので、こちらの一番上の「Latest」と表示されたバージョンをクリックしてください。

バージョン詳細ページに移動するので、「Source Code (zip)」をクリックしてソースコードをダウンロードします。
ダウンロードが終わったら
3つすべてのzipファイルがダウンロードできたら、zipファイルを解凍したものを作業用のフォルダにまとめて移動しておきましょう(以下のような配置イメージです)

フォルダ名に記載されているバージョンは時期によって異なりますが、記事執筆時点(2022/2/18)では以下の3つのフォルダが並ぶようになります。
📁 hashlips_art_engine-1.1.2_patch_v5
📁 hashlips_nft_contract-1.0.1
📁 hashlips_nft_minting_dapp-1.0.1