Polygonネットワークにデプロイしよう
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前パートではテストネットワークでコンパイル・デプロイを行って、実際にMintできるかどうかを試していただきました。
内容が問題なければ、Polygonの本番環境でのデプロイに進んでいきましょう。
価格の修正
先ほどはETHベースでミント価格を決めたのですが、Polygonのため少し調整を行います。
今回は0.5Maticに変更してみますが、こちらは実際に販売したい価格に調整をしてみてください。
ちなみに数字のあとにether
とついていますが、これは通貨の単位ではなく、最小単位の「wei」をベースに10の18乗だけ掛け算をする、という意味になりますので、通貨がMaticだとしても変更しないようご注意ください!
ちなみに、コードを変更してコンパイルし直すと、「Deploy」に入力したURLやNFT名の情報は消えてしまうので、事前に控えておくことをオススメします。
DotKanji.sol
contract DotKanji is ERC721Enumerable, Ownable { using Strings for uint256; string baseURI; string public baseExtension = ".json"; uint256 public cost = 0.5 ether; // ← ここを変更 uint256 public maxSupply = 1000; uint256 public maxMintAmount = 10; bool public paused = true; bool public revealed = true; string public notRevealedUri;
コンパイル
やり方はRenkebyのときと全く一緒なので、画像だけ載せておきます。

デプロイ
ネットワークの切り替え
今度はMaticネットワークにデプロイを行いたいため、MetaMaskの「ネットワーク」より「Matic mainnet」を選択してください。

デプロイ
アイコンパネルから「DEPLOY」を選択してください。「Deployed Contracts」にテスト用のものが残っている場合は、ややこしくなるので×ボタンで削除しておくことをおすすめします。

デプロイ設定自体はテストネットで行った場合と同様なのですが、「ENVORNMENT」の下のネットワーク番号が「137」になっていることを確認しておきましょう。

「DEPLOY」欄に必要な情報を入力して「transact」をクリックしてください。
(1) _NAME
:コレクション名
(2) _SYBMOL
:シンボル名
(3) _INITBASEURI
:ベースURI
(4) _INITNOTREVEALEDURI
:Reveal前URI

「Deployed Contracts」に項目が追加されていれば無事デプロイは完了です。
コントラクトのVerify
この後に「paused」をfalse
に設定する作業が残っているのですが、Remix外で作業できるような手順を次パートで説明していきます。
Remixでデプロイした内容はページをリロードすると一度失われてしまい、特定の手順を踏まないと同じ状態に戻すことができません。
Remixでコンパイルとデプロイまで完了してしまえば、その後の管理はPolygonScan上で事足りてしまうようになるので、次パートではそのために必要な「Verify」という作業を説明していきます。